心霊スポット公開日: 2026-03-23更新日: 2026-05-05

【心霊】旧吹上トンネル|死亡事故が重なる青梅の廃トンネルで撮れる心霊写真の真相

東京都青梅市成木〜黒沢間の吹上峠にある廃トンネル。1904年竣工の旧旧吹上トンネルは崩落危険のため2009年に封鎖済み。終戦直後の強盗殺人事件を由来とする白い和服の女の霊が語られ、振り返ると複数の霊に追いかけられるという禁忌が有名。複数のメディア・書籍・地元証言で記録されている。

東京都心霊スポット信憑性 B危険度 3
心霊スポットトンネル事件東京
【心霊】旧吹上トンネル|死亡事故が重なる青梅の廃トンネルで撮れる心霊写真の真相の外観
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基本データ

  • 種別:心霊スポット
  • 所在地:東京都
  • 危険度:3/5
  • 信憑性:B

「ピチョン、ピチョン」

水滴の音だけが反響する暗いトンネルの中で、背後から声が聞こえた。

振り返ってはいけない。それだけは知っていた。振り返ると、複数の霊が凄まじい形相で追いかけてくると言われているから。


概要

旧吹上トンネルは東京都青梅市成木〜黒沢間の旧道にある廃トンネルだ。正確には、吹上峠には3世代のトンネルが存在する。1904年(明治37年)竣工の「旧旧吹上トンネル(古吹上トンネル)」、1953年(昭和28年)開通の「旧吹上トンネル」、そして1993年(平成5年)に開通した現役の「新吹上トンネル」だ。心霊スポットとして語られるのは主に旧旧吹上トンネルで、現在は崩落の危険から2009年に鉄板で完全封鎖されている。旧吹上トンネルは現在も歩行者・二輪車は通行可能だ。

終戦直後に旧旧トンネル付近の居酒屋で強盗殺人事件が起きたことが「週刊女性PRIME」の取材で地元証言として確認されており、白い和服の女の幽霊という怪異の由来として語り継がれている。複数のメディア・書籍・地元証言で記録されていることからB評価の信憑性に値する。

scene1

基本情報

項目内容
名称旧吹上トンネル(旧旧吹上トンネル)
所在地東京都青梅市成木〜黒沢間(吹上峠)
ジャンル廃トンネル
危険度3
信憑性B
タグ#心霊スポット #トンネル #事件 #東京

場所・アクセス

圏央道「青梅」ICから都道194号経由で約20分(10km)。新吹上トンネルの入口右手前(黒沢側)にある脇道を入ると旧吹上トンネルへの旧道がある。四輪車は車止めから先に入れず、そこから徒歩で向かう。

旧道を進むと右手の山から水が流れ落ちて道が水浸しになる箇所があり、その先にトンネルが待ち構えている。昭和28年竣工の旧吹上トンネルは全長245メートル、天井には照明があるものの薄暗く、水が随所から噴き出している。壁のシミが夜には人の形に見える。

旧旧吹上トンネルはさらに上方の獣道を登った先にある。現在は鉄板で完全封鎖されており、入ることはできない。旧道入口近くには怪しげなお堂と地蔵が置かれている。


なぜ心霊スポットになったのか

旧吹上トンネルが心霊スポットとなった理由の軸は、終戦直後に起きた強盗殺人事件だ。

旧旧吹上トンネル(黒沢口側)手前にかつて小さな居酒屋兼住居があった。終戦直後のある日、そこに住むおばあちゃんとお嫁さんが強盗に惨殺された。犯人は中央線で逃亡したが、ワイシャツに血がついているのを不審に思った人物の通報で逮捕された。

この事件以来、「白い和服姿の被害女性の幽霊が出る」という怪異が語られるようになった。

また複数の噂の中には昭和の連続幼女誘拐殺人事件との関連を匂わせるものもあるが、怪談師の吉田悠軌氏がこれを明確に否定しており「事実ではない」と語っている。

1904年の開通以来120年以上にわたって峠を越える人々が通り続けてきたこの道には、事件以前から数多くの人生が刻まれている。戦前に10歳で奉公に出され、夜な夜な暗いトンネルを往復した少女が「おばけのように髪を振り乱して通った」という証言もある。


心霊現象の噂

振り返ると複数の霊に追いかけられる

旧旧吹上トンネル内でこれが最も有名な怪異だ。背後から水音や話し声が聞こえてきても、振り返ってはいけない。振り返った瞬間、凄まじい形相の複数の霊が一斉に追いかけてくるという体験談が繰り返し語られている。

「振り返るな」という禁忌そのものが、このトンネルを特別な場所にしている。

白い和服の女の幽霊

終戦直後の強盗殺人事件と結びついて語られる、白い和服姿の女の幽霊。トンネル内または入口付近に現れるとされ、訪問者がそれとは知らずに目撃したという証言が残っている。

幼子の泣き声が聞こえる

トンネル内またはその周辺で赤ちゃん・幼子の泣き声が聞こえるという報告が複数ある。

静まり返ったトンネルの中で「ピチョン、ピチョン」という水滴の音に混じって聞こえてくる泣き声は、周囲に誰もいないことをわかっていながら、出所を確認できない。

写真に人影・オーブが写り込む

旧吹上トンネル内外で撮影した写真に、説明のつかない人影やオーブが写り込むという報告が多い。壁のシミが人の顔に見えることも多く、「雨漏りや経年劣化」という説明が通じない何かが映り込むという体験が続いている。

scene2

体験談

体験談①「廃墟写真家を震わせた、あの圧倒的な存在感」

当時は心霊スポットにあまり興味がなかったという廃墟写真家の証言。冷たい雨の夕刻に旧吹上トンネルを訪れた。入口には霧が立ち込め、「ピチョン、ピチョン」という水滴の音だけが響いていた。

全てを飲み込んでしまいそうな暗闇に、ナトリウムランプの鈍いオレンジ色の光が点々と奥まで続いていた。

「体の芯から身震いするような圧倒的存在感」に、それまで心霊スポットを信じていなかった写真家の認識が塗り替えられたという。同行していた友人2名も思わず声を上げた。

「この場所は写真に残す価値がある」と感じた写真家は、その後も繰り返しこのトンネルを訪れている。(廃墟写真ブログ Ruin's Cat より)

scene3

体験談②「声が聞こえたが、振り返れなかった」

夜間に旧吹上トンネルを歩いた男性グループの証言。「振り返ると複数の霊に追いかけられる」という話を事前に知っていた。

トンネルの中ほどで、背後から人の声のような音が聞こえた。足音のような音が重なった。

「振り返るな」という強迫観念が全員に同時に走った。全員が無言のまま前だけを見て歩き続けた。出口の光が見えてから、初めて足が動くようになった。

外に出てから振り返ったとき、トンネルの入口は真っ暗で何も見えなかった。「あのとき振り返っていたら、どうなっていたか今も考えることがある」と語っている。(SNS投稿より)

体験談③「地元の人が語った、事件以前からの記憶」

旧旧吹上トンネル付近の土地を借るAさん(70代)への取材で明らかになった話。事件が起きたのは終戦直後で、おばあちゃんとお嫁さんが物取りに殺された。犯人はすぐに逮捕されたという。

しかしAさんはそれ以上に印象的な話を語った。その土地を彼に貸してくれた娘の母親が、大正初期に幼くして養子に出され、旧旧トンネル近くの反物屋に10歳から奉公に出た話だ。

「夜、トンネルは真っ暗で怖い。だからおばけのように髪を振り乱しながら通っていたそうです」

事件よりずっと前から、このトンネルは「怖い場所」だった。おばけになって走り抜けるしかなかった少女の記憶が、地元に残っていた。(週刊女性PRIME 取材記事より)

※ 体験談は個人の証言であり、事実を保証するものではありません。


危険性と注意点

旧吹上トンネル周辺は複数の注意事項がある。

旧旧吹上トンネルは完全封鎖

崩落の危険があるため2009年3月に鉄板で閉鎖されており、内部への立ち入りは絶対禁止だ。

旧吹上トンネルは崩落リスクあり

現在も歩行者・二輪は通行可能だが、天井・壁のひび割れが著しく、随所から水が噴き出している。「おばけより崩落が怖い」という取材記者の言葉が示す通り、物理的な危険が非常に高い。

暗闇と足場の悪さ

旧道は水浸しになる箇所があり、夜間は視認性が極めて低い。転倒・滑落のリスクがある。

地元住民の生活への配慮

旧吹上トンネルは地元の生活道路でもある。深夜の大声・騒音・ゴミの放棄は厳禁だ。

scene4

まとめ

吹上峠には今、3世代のトンネルが重なって存在している。

平成の新しいトンネルを車で通り過ぎる人は、その右手の山の中に昭和のトンネルが、さらにその上に明治のトンネルが封鎖されたまま残っていることを知らない。

旧旧吹上トンネルが封鎖される前、そこで大正生まれの少女が怖さで髪を振り乱しながら走り抜け、終戦直後に人が殺され、夜な夜な「振り返るな」という恐怖とともに訪問者が歩いた。

その記憶が山の中に残っている。

水滴の音だけが響く暗いトンネルの中で、背後から何かが聞こえても──振り返ってはいけない。


動画


FAQ

Q. 旧吹上トンネルはどこにありますか?

東京都青梅市成木〜黒沢間の吹上峠にあります。圏央道「青梅IC」から都道194号経由で約20分です。

Q. 現在も入れますか?

旧吹上トンネル(昭和28年竣工)は歩行者・二輪車は通行可能ですが、崩落リスクがあります。旧旧吹上トンネル(明治37年竣工)は2009年に鉄板で完全封鎖されており、内部への立ち入りは絶対禁止です。

Q. 「振り返ってはいけない」という噂の由来は?

旧旧吹上トンネル内で振り返ると複数の霊が追いかけてくるという体験談が積み重なり、「振り返るな」という禁忌として語り継がれています。

Q. 強盗殺人事件は本当にあったのですか?

はい。終戦直後に旧旧吹上トンネル付近の居酒屋兼住居でおばあちゃんとお嫁さんが強盗に殺害された事件が、週刊女性PRIMEの取材で地元の証言として確認されています。

Q. AKB48のMVの撮影地というのは本当ですか?

はい。AKB48「制服が邪魔をする」のMVがこのトンネル周辺で撮影されたとされており、心霊スポットとしての知名度を高める一因になりました。

安全メモ

  • 私有地への侵入はNG
  • 危険行為(廃墟侵入・無理な探索)はNG
  • 近隣住民への迷惑行為はNG

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